実録!通訳案内士2次試験 私の場合②「プレゼン編」

2021年5月29日

こんにちは。かずです。私の記憶をたどって、2018の2次試験を再現してみます。私はこの年は2次試験敗退したので、2次試験突破のお手本にはなりません。だけど、敗戦から学べることはたくさんあるはず!今これを読んでいるあなたの参考になれば幸いです(*^^*)

通訳案内士 2次試験は、2018年より3部構成です

全体の試験時間、約10分の内訳から。入ったらまず、簡単な本人確認。ほとんどが、名前、生年月日、どこから来たかの確認です。たまに、「緊張してる?」とか聞いてくる試験官もいるようです。こちらも、ずっと私語禁止の中で試験会場内を移動していて、久しぶりに発声するので、自分の声がとんでもないところから出てくるような気がしてしまいます。リラックスして挑みましょう!

ウォーミングアップの自己紹介が終わったら、いよいよ試験内容の説明です。2次試験は3部構成で、ひとつめは、外国人観光客が興味を持ちそうな、日本事象に関する「プレゼンテーション」。提示された3つのテーマから一つを選び、制限時間2分間で説明します。次に、「通訳問題」。これも日本の何かしらについての説明。それから「シチュエーション実技」。今回は「プレゼン」について、再現します。

お題は3つの中から選ぶ

目の前には、ネイティブ試験官と、日本人試験官。距離をおいて、私が椅子に座っています。日本人の試験官が日本語で説明してくれました。「3つの中からひとつのテーマを選んで、2分間で説明してください。考える時間は1分です。メモをとっても構いません。」

そういって出された紙には、シンプルに3つのテーマが日本語で並んでいました。順番はうろ覚えですが、

①終活 ②打ち水 ③食品サンプル

プレゼンの構成について、メモを取る人もいると思います。が、私はテーマを決めた後、流れを頭でイメージして、話しはじめました。出だしは、「I would like to talk about~」です。

私が選んだテーマ、それは「終活」

「終活」という多少重たいテーマを選んだ時点で、すでに試験も「終わって」いたのかもしれませんが、私のプレゼンの要旨はこんな感じです。終活に相当する単語が思いつかずでしたので、I would like to talk about HOW TO WELCOME THE END OF OUR LIVES. という出だしで始めました。

*私たちは、どのように人生の最期を迎えるのか、だれも予想できません。病気になるかもしれないし、事故にあうかもしれない。施設で暮らし、自分のことがわからなくなるかもしれない。

*その「最期」に備えて準備するのが、この活動です。

*何をするかというと、銀行口座や保険について、家族にわかるようにしておいたり、自分のお気に入りの写真や、家族や友人に伝えたいこと、どんなお葬式をやりたいか、などを書き残しておきます。

*ending note を作ってまとめておくと良いです。

制限時間の2分をどうやって見極めるか

通訳案内士のプレゼンの練習をしている方は、タイマーで2分測りながら説明する訓練を積んでだいたいのタイミングをつかんでいると思います。が、本番ではせっかく訓練したその感覚も、どこかに吹っ飛んでしまいます。ここで頼りになるのは試験官の反応です。

1分45秒くらい、スムーズに話し続けられれば、話の切れ目に、「ありがとう、ところで、〇〇ってどんな感じ?」と自然に質疑応答に入り、プレゼン終了の合図をくれます。自分で「まだかな?そろそろかな?」と思ったら、まわりくどく説明するのは避けて、短めの文章でつなぐと良いですね。逆に、規定の2分に満たない場合は不合格要素になりますので、少なくとも1分30秒は話し続けられるよう、自分の判断で沈黙してしまわないのが無難です。

プレゼンに関する質疑応答

プレゼンを興味深く聞いてくれたネイティブの試験官からの質問です。自分が発表したテーマに関連した問いかけになります。

日本では、家族が死んだらまずどうするの?

私の答えは、多くの日本人は仏教徒で、お葬式も仏式が多いです。お寺の敷地の中にお墓があるので、家族が死んだらまずお寺に連絡してお坊さんに来てもらいます。でも最近は葬儀サービスの会社に頼んですべてやってもらうところも多いです。

次に費用のことを聞かれました。たしかにお葬式は高いと私も思うので、費用はかかること、でもシンプルなスタイルで家族だけで行うお葬式も増えている、と説明しました。

プレゼンで注意するポイント

通訳案内士の2次試験は、プレゼン、通訳、シチュエーション実技、それぞれが7割以上の出来でないと合格にはなりません。プレゼンの7割をマークするポイントは、まず選んだテーマについて説明していること。それから制限の2分間より短すぎず、長すぎないこと、試験官の質問は、外国人観光客からの質問を想定しています。外国人が納得しやすいような回答を心掛けること。

全体を通して、聞き取りやすさや親しみやすさといった、プラスアルファの要素もチェックされます。次回は「通訳問題」について語りたいと思います。