通訳案内士 一次試験通訳案内士の実務の対策

こんにちは。かずです。2017年に初めて通訳案内士試験に挑戦したときは、なかった科目、「通訳案内士の実務」。その後2018年からお目見えした新科目です。私は2017年に一次試験で敗退したので、翌年この科目を初受験することになりました。

時代に合わせて変化する、通訳案内士としての役割。そんな「通訳案内士に求められる知識」を問われる、「通訳案内士の実務」についてのまとめです。

2018年から新設、通訳案内士の実務という科目

それまでの通訳案内士の一次試験は、外国語、日本地理、日本史、一般常識の4科目。それに加えて2018年から通訳案内士の実務という科目が加わり、一次試験は5科目になりました。通訳案内の実務という科目は、通訳ガイドの現場において必要となる知識、そして通訳案内士の規定や法律にも踏み込んだ内容となっています。

地理や歴史の知識だけでは、ガイドの現場をこなすことはできません。急病人が発生したり、災害現場に居合わせたり、など、実際に仕事をしてみると、思わぬハプニングに遭遇することもあります。観光旅行だけでなく、企業の取引先として招待されたり、商談やスポーツ観戦を伴うものだったりと、旅行の形態も、多様化しています。

そんな現代の旅行案内の実情を見据えて、臨機応変な現場対応ができるように、知っておいたほうが良い、とおもわれる知識が出題されるのです。

通訳案内士の実務、出題範囲はここから

通訳案内士試験のガイドラインでは、「原則として、観光庁研修のテキスト」が試験範囲である、となっています。「観光庁研修テキスト」とは、通訳案内士がブラッシュアップのために義務づけられている5年に一度の研修で使用されるテキストのことです。

「通訳案内の実務」という科目は2018年からできたので、それより前に合格した通訳案内士にとっては、まったく初耳の内容となります。そこで、通訳案内士は、全員が5年に一度は共通研修の受講が義務付けられることになりました。

観光庁研修テキストはこちら

通訳案内士 通訳案内の実務の合格ライン

試験時間は20分、問題の数は20問程度。50点満点のテストです。合格の基準は、原則として30点が合格ライン。一般常識と同じくらいのボリュームです。

一般常識と同じく、問題数が少ないゆえに、一問のミスが合否を左右することもあります。慎重に準備しておきたいですね。

通訳案内の実務 どんな問題が出される?

さて、通訳案内の実務といっても、いったいどんな問題が出題されるのでしょうか。

内容は、通訳案内士が関わる法律や、ガイドという資格に関するもの、災害時の危機管理に関するもの、お客さまとして来日する観光客の生活文化に関するもの、と、多岐にわたります。

通訳案内士法の条文について、旅行業法についての部分は、国内旅行業務取扱管理者の試験と似ている部分があります。他には、著作権法についても出題されたりします。なぜ通訳案内士の試験で著作権?と思いますよね。たとえばガイドの現場で、通訳案内士が、ガイドブックや写真集の一部を勝手にコピーしてお客様に配ることは、著作権法に違反します。通訳案内士の業務に関連する法律についても、必要な知識を問われているのです。

他には、救命救急措置に関する問題や、宗教やアレルギーに関係する問題も出されます。イスラム教の人々が旅行中でも欠かさない礼拝や、ラマダン(断食)の習慣、イスラム教の人々が食べてよいとされるハラルフードについて。単なるベジタリアンだけではなくヴィーガンやマクロビオテックなど、さまざまな食文化について。日本の食品のアレルギー表示について。

このように、多様な民族の多様な文化についての知識や、なにかイレギュラーなことが起きた時の対応について、実際に起こりうる事態を想定して作られているのが「通訳案内の実務」です。

一次試験

Posted by かず